集合住宅ランドスケープ

可児市営広眺ヶ丘住宅

社寺・史跡などの歴史・文化的資源が集まる裏山を削らないで済むよう、擂り鉢状の原地形に沿った建物配置とし、廊下と階段を擁壁側に設けて造成範囲を抑えた。扇形に開いた隣戸間の隙間を通風・採光に活用することで、住戸中央部の台所兼食堂にも光が入り、風通しの良い住戸が生まれた。各住戸にアクセスするブリッジや出窓、玄関廻りには花が飾られ、生き生きとした表情を見せている。

DATA

業務期間
1989-1990年
竣 工
1992年
主用途
集合住宅
所在地
岐阜県
発注者
可児市
構造・階数
RC造 地上2-4階
延床面積
34戸
受 賞
全建賞1991