街の建築高齢者福祉・医療集合住宅ランドスケープ木造・木質化
グレイスベース高松
四国電力グループが運営する、自立高齢者向け住戸35戸、要介護高齢者向け住戸39戸、計74戸のサービス付きシニアレジデンス。基本計画から設計、工事監理まで一貫して行った。「高齢者施設」としてではなく、入居者の日々の暮らしを豊かに営む「住まい」をつくることをメインコンセプトとし、ゆとりある居住スペース、充実した共用施設を、木の温もり溢れる空間として設えた。また、入居者のQOL向上にあたっては屋内外の連続性を重視し、上層階であっても接地感を得られるよう、各フロアに豊かな緑化が施されたルーフテラスを設けている。立体的な緑化が楽しめる階段状の外観は、近隣の栗林公園および紫雲山との繋がりを生んで街なかに緑を引き込み、地域の住環境の向上に資する建物となることを目指した。
DATA
- 業務期間
- 2020-2023年
- 竣 工
- 2023年
- 主用途
- サービス付き高齢者向け住宅
- 所在地
- 香川県
- 発注者
- 四電ビジネス(株)
- 構造・階数
- 鉄筋コンクリート造・一部鉄骨造 地上6階
- 延床面積
- 5,494㎡