集合住宅まちづくり災害復興
芦屋市営若宮町住宅
阪神・淡路大震災により、全壊6割・半壊3割・一部損壊1割という多大な被害を受けた若宮地区の震災復興住環境整備事業による復興まちづくり。面的整備とは異なり、従前の街のスケールやイメージを継承しながら、小規模に分散配置された公営住宅が戸建て住宅の中に埋め込まれている。公営住宅各棟のボリュームを戸建住宅の平面程度に分節し、軸線も微妙にずらし、生まれた隙間を路地や広場として、街の空間として提供している。また、形や材料、色の使い分けで立体的にも分節し、戸建住宅のヒューマンなスケールと連続した、漸進型の再整備による、新しいけれど懐かしい風景の創出が図られた。
DATA
- 業務期間
- 1996-2000年
- 竣 工
- 2000年
- 主用途
- 集合住宅
- 所在地
- 兵庫県
- 発注者
- 芦屋市・(株)ジーユー計画研究所
- 構造・階数
- RC造 地上3-5階
- 延床面積
- 6ヶ所・92戸
- 受 賞
- 都市住宅学会業績賞/日本都市計画学会関西支部・関西まちづくり賞2002/人間サイズのまちづくり賞・建築部門2002