街並みづくり
滝呂団地
全体に平均12%の北下がりの斜面地であったため、従来の背割り型街区ではなく、コミュニティ空間を身近に持つ小街区をひとつの単位として、互いに「みち」によってつながりながらまちを形成していく「滝呂居住環境システム(TES)」を考案した。日照とプライバシー確保のため宅地の軸を南北軸より45゜振り、30数戸を1街区単位として、卍型に配置した宅地ブロックと中央の緑地広場、幅員を変化させたL型道路で構成し、通過交通を排除した人優先の生活空間をつくっている。各宅地の0.6mの植栽帯は意識的に管理され、緑あふれるまちなみが形成されている。
DATA
- 業務期間
- 1981ー1983年
- 主用途
- 戸建住宅地
- 所在地
- 岐阜県
- 発注者
- 住宅・都市整備公団
- 延床面積
- 宅地面積 200~330㎡・平均262.15㎡
- 受 賞
- 都市景観大賞・美しいまちなみ優秀賞/住まいのまちなみコンクール・住まいのまちなみ優秀賞