コミュニティ建築教育・児童福祉ランドスケープ

都立府中養護学校・府中朝日養護学校

小・中・高と12年間の長期にわたる養護学校では、ヒューマンなスケール感、温かみのある材質感、あきのこない適度に複雑で多様な空間構成や景観形成といった、集落的生活空間の設えが求められると考えた。敷地内のケヤキやポプラ等の高木の樹林を可能な限り保全し、子供たちと親密な応答ができるよう配慮している。周辺から出土する縄文期以来の住居跡等のイメージを背景に、土器の肌合いをもつコンクリート壁や柱には古代的紋様が施され、子供たちののびのびと自由なイメージの想起を願った。

DATA

業務期間
1988-1993年
竣 工
1993年
主用途
養護学校
所在地
東京都
発注者
東京都
構造・階数
RC造・SRC造・S造 地上3階地下1階
延床面積
19,105㎡
受 賞
公共建築賞・優秀賞1998