街の建築コミュニティ建築ランドスケープ木造・木質化
海田町庁舎
地震と水害のリスクに備え、1階柱頭免震構造を採用した、まちの新たな拠点となる庁舎。周辺環境に配慮して建物高さを抑え、執務機能の上階配置により開放された1階を、まちに開くパブリックスペースとして設えた。緑のタウンホール(町役場)を目指し、敷地・屋上・テラスの緑化や、内外装・家具の地域材を主とする木質化、各階の床・サイン・家具への海田町の風土色の採用などを通じて、親しみと潤いのある空間の創出を図った。内外に施した仕掛けが町民の暮らしを豊かに彩ると共に、防災や環境への関心とふるさとへの愛着を育む、まちの結び目となることを願っている。(野沢正光建築工房とJV)
DATA
- 業務期間
- 2017-2023年
- 竣 工
- 2023年
- 主用途
- 庁舎
- 所在地
- 広島県
- 発注者
- 海田町
- 構造・階数
- RC造・S造・一部SRC造(免震構造) 地上4階
- 延床面積
- 6,668.66㎡
- 掲載
- 建築技術2024年4月号 近代建築2024年6月号