集合住宅まちづくり

御坊市営島団地再生

老朽化し、荒廃も見られた平行配置のRC造4階建て公営住宅の建替えプロジェクト。周辺地域との融合性を意図したボリューム計画と、住棟の分節化、コミュニティ形成に配慮した閉じつつ開く囲み型配置、地域性に配慮した景観計画、共用空間の豊富化、ワークショップ方式の導入、入居者意向を考慮するコーポラティブ方式の採用等により、住民を積極的に巻き込みながら地域の環境形成を図った取組み。曲がりくねった路地のように連続し、回遊していく南側共用廊下型の立体街路には、アクセスの空間として路地と同じく居住者の多様な生活が表出し、現代版立体集落の実現に寄与している。

DATA

業務期間
1993-2001年
竣 工
1997-2001年
主用途
集合住宅
所在地
和歌山県
発注者
御坊市
構造・階数
RC造 地上4階
延床面積
8,555㎡ 100戸
受 賞
日本都市計画学会関西支部・関西まちづくり賞2000/和歌山県ふるさと建築景観賞2000/日本都市計画学会・計画設計賞2001